『思い出のマーニー(2014)』感想|これから映画を見る人のために

☆『思い出のマーニー』 あらすじ

この世には目に見えない魔法の輪がある。海辺の村の誰も住んでいない湿っ地屋敷。心を閉ざした少女・杏奈の前に現れたのは、悲しみを抱えた謎の少女マーニーだった。「わたしたちのことは秘密よ、永久に。」杏奈の身に次々と起こる不思議な出来事。時を越えた舞踏会、告白の森、崖の上のサイロの夜。ふたりの少女のひと夏の思い出が結ばれる時、杏奈は思いがけない、“まるごとの愛”に包まれていく。(公式ホームページから)

☆この映画を一言で言うと…

杏奈の成長物語の感動と美しい映像が米林監督自身の欲張りによってやや半減した作品

 

☆こういう人におすすめ!

1.ジブリ特有の繊細な絵を楽しみたい人

2.幼い自分に戻って、素直な一時を楽しみたい人

3.映画の結末の意味をはっきりと知りたい人

☆こういう人には不向きかな・・・

1.ジブリが与える余韻のある感動を期待する人

☆この映画は・・・

(C)2014 GNDHDDTK
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1.五感を満足させてくれる驚くべきジブリの2D映像

→ジブリ特有の繊細な絵が楽しめる映画。スクリーンいっぱいに広がる絵を見ていると、海の匂い、草の匂いを嗅ぎながらマーニーと杏奈に会っているような錯覚がする。まさに視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった人間の五感を満たすジブリの映像は、3Dを超える2Dアニメーションの可能性を開く。

2.やさしい成長物語

→この映画は同名のイギリスの童話を原作を日本を舞台に脚色したものである。杏奈の悩みは10代の頃の私たちが一度は経験したはずの悩みである。ジブリの感性は、杏奈の成長していく姿を通して、私たちの心を優しく癒してくれる。

3.多くを語りすぎる映画―結末が惜しい

→ジブリの前作であり宮崎駿の最後の作品であった『風立ちぬ』が多くの誤解をされたからだろうか。この作品は、誤解される余地がないほど、一から十までを丁寧に物語っている。ネタバレになってしまうので詳しくは述べないが、米林監督はとても親切に繰り返しマーニーが何者であるかを教えてくれると共に現実と非現実の境界線をはっきりさせる。結末および映画が伝えるメッセージも明確だ。よく映画を見て「それで?結末は何だったんだろう…?」と思ってしまう人には向いていると考える。だが、ジブリ映画ならではの余韻のある感動に浸りたい人は少し白けるかもしれない。

 

(C)2014 GNDHDDTK
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『思い出のマーニー』上映映画館

☆映画概要

【映画名】
思い出のマーニー
【監督】
米林宏昌
【原作】
ジョーン・G・ロビンソン
【脚本】
丹羽圭子
安藤雅司
米林宏昌
【作画監督】
安藤雅司
【美術監督】
種田陽平
【音楽】
村松崇雄
【製作会社】
スタジオジブリ
【配給】
東宝
【声優】
杏奈 ・・・ 高月彩良
マーニー ・・・ 有村架純
頼子 ・・・ 松嶋菜々子
大岩清正 ・・・ 寺島進
大岩セツ ・・・ 根岸季衣

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