『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 あらすじ
アベンジャーズのニューヨーク事件以降、ニック・ヒューリー、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)と共に国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」で働くようになったキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)。ある日、「アベンジャーズ」を結成し、シールドの実質的リーダーを務めてきたニック・ヒューリー(サミュエル・L.ジャクソン)が、得体のしれない敵、ウィンター・ソルジャーに襲われる事件が起きる。ニックを殺したのは、世界屈指の暗殺者であるウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)だった。ウィンター・ソルジャーは誰であり、なぜシールドを狙うのか?一体「シールド」では何が起きている?
<この映画を一言で言うと…>
旧時代のヒーロー魅力をアピールするための政治スリラー映画
<こういう人におすすめ!>
- もちろんアメコミファン
- 「007シリーズ」や「ミッション・インポッシブル」をおもしろく見た人
- 昭和の感性を持ち合わせた人
<映画を楽しむための鑑賞TIP>
1.キャプテン・アメリカの魅力を考える
マーベルは、旧時代のヒーローを現代的感覚を持ち合わせたヒーローに進化させるべく、「キャプテン・アメリカ」が最も活躍できる環境を作り出した。キャプテン・アメリカの名前からわかるように、彼は、アメリカのロマン、アメリカのあるべき姿、アメリカの建国理念である自由と正義でを代表する。生徒会長のような道徳的なヒーローであるキャプテン・アメリカの魅力をアピールすために、国家のために働く特殊エージェントとしての側面を際立たせている。旧時代のヒーローを現代的感覚を持ち合わせたヒーローに変わっていく姿に注目しよう。(また彼がなぜ剣や銃で戦うのではなく、シールドで戦うのか考えるとおもしろいかも?)
2.今日世界を意識しながら見よう!
キャプテン・アメリカの悩みは、今日のアメリカの悩みでもある。
また映画では、現代のビッグデータの危険性も扱っている。
映画をエンターテインメントとしてのみではなく、今の時代と連関づけて考えるとよりおもしろいだろう。
3.登場人物同士の関係性に注目しよう!
→これは「スーパーヒーロー」映画というよりは、「政治スリラー」、「スパイ映画」に近い。また、単独映画としても十分楽しめるが、マーベル・ユニバースのシリーズ映画の一つである点で、キャプテン・アメリカの前作「ファースト・アベンジャー」、「アベンジャーズ」を復習すると、登場人物の関係性がよりわかりやすいだろう。
4.エンディング・クレジットの後に流される2つの特別映像に注目!
→「アベンジャーズⅡ」、「キャプテン・アメリカⅢ」への予告編である。
(これらについては後に映画分析のほうで詳しく扱いたい)
5.スタン・リーの登場を見逃すな!
マーベル・ヒーローズの父、スタン・リーがカメオとして出演する。
この男の顔をよく覚えておこう。
6.絶対に3Dで見よう!
→シールドを投げるだけのキャプテンはもういない!マーベルは、最も人間的なヒーローであるキャプテン・アメリカのために、車の追撃や爆破、最先端武器などの派手なCG演出、近距離戦闘シーンまで目を奪う様々なアクションシーンを用意した。この映画を2Dで鑑賞したら、映画の魅力は半減どころか4分の3以上は消えるだろう。
キャプテンアメリカⅡを上映している映画館リスト
<映画概要>
【映画名】 キャプテン・アメリカ /ウィンター・ソルジャー (原題:Captain America: The Winter Soldier)
【監督】 アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ
【脚本】 クリストファー・マルクス スティーヴン・マクフィーリー
【原作】 ジャック・カービー ジョー・サイモン
【製作】 ケヴィン・フェイグ
【製作総指揮】 ヴィクトリア・アロンソ、ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、マイケル・グリロ スタン・リー
【製作】 マーベル・スタジオズ
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ
【出演者】
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ : クリス・エヴァンス
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ : スカーレット・ヨハンソン
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー : セバスチャン・スタン
サム・ウィルソン/ファルコン : アンソニー・マッキー
マリア・ヒル : コビー・スマルダーズ
シャロン/エージェント13 : エミリー・ヴァンキャンプ
ペギー・カーター : ヘイリー・アトウェル
アレクサンダー・ピアース : ロバート・レッドフォード
ニック・フューリー : サミュエル・L・ジャクソン 他
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