「愛の専門家、トロールに出会うアナ」
アナは心臓に傷を負って髪の毛が真っ白に色が抜けてしまいます。アナは小さい頃頭を怪我したときに一部分だけ色が白く抜けていたのですが、その傷がもっと大きくなったのです。もともと理解し合ってたアナとエルサの関係が壊されてしまった原因でもありますね。アナは小さい頃エルサの無意識な行動に傷つき、エルサを理解する能力が欠如したと見てもいいかもしれません。
そこで出会うのが、クリストフの友達であるトロールたちです。クリストフは彼らを「愛の専門家」だと言っていました。おもしろいのは、彼らは大地にただ存在するだけということです。彼らには閉めるためのドアも、開けるためのドアもありません。家らしきものもありません。彼らは、幼いアナを連れてきた王と王妃を受け入れてアナの傷を癒してあげた人たちです。また、その光景を静かに見ていたクリストフとスヴェンを友達として受け入れた人たちでもあります。彼らの気持ちはいつでも誰にでも開かれています。そのため、彼らは「愛の専門家」なのです。ここでトロールたちが歌う「Fixer-upper」の歌詞を見てみましょう。
「Fixer-upper(マイア・ウィルソン&キャスト)」歌詞/和訳(くらら)
(セリフ)
何が問題なの、お嬢ちゃん
なんでこんなこんなにいい男をほっておくの?
Is it the clumpy way he walks?
Or the grumpy way he talks?
Or the pear-shaped, square-shaped weirdness of his feet?
And though we know he washes well, he always ends up sorta smelly
But you’ll never meet a fella who’s as sensitive and sweet
歩きが変だから?
それとも喋り方?
四角のデコボコな足だから?
彼ね、ちゃんと洗うんだけど
いつもちょっと臭うの
でもこんなに繊細で優しい男はいないはずよ
So he’s a bit of a fixer upper
So he’s got a few flaws
His peculiar brain, dear, his thing for the reindeer
That’s outside a few of nature’s laws
So he’s a bit of a fixer upper, but this we’re certain of
You can fix this fixer upper with a little bit of love
そう、直すべきところはあるね
ちょっと問題はある
変わり者でトナカイと友達なんだもんね
そう、直すべきところはある
でも私たちが保障する!
ちょっとの愛があれば、
お嬢ちゃんがいてくれれば大丈夫さ!
Is it the way that he runs scared?
Or that he’s socially impaired?
Or that he only likes to tinkle in the woods?
Are you holding back your fondness
Due to his unmanly blondeness?
Or the way he covers up that he’s the honest goods?
臆病だから?
それとも社会不適応者だから?
それとも森の仲でおしっこするから?
男らしくない金髪だからためらってる?
それとも人を助けながらも隠そうとする不器用な人だから?
He’s just a bit of a fixer upper
He’s got a couple of bugs
His isolation is confirmation
Of his desperation for human hugs
完璧じゃない
体に虫もいるし
孤独を選んでるのは人の温もりを求めているから
So he’s a bit of a fixer upper
But we know what to do
The way to fix this fixer upper
Is to fix him up with you
そう、直すべきところはある
でも方法はちゃんとあるんだよ
お嬢ちゃんが必要なんだ!
So she’s a bit of a fixer upper
That’s a minor thing
This quote engagement is a flex arrangement
And by the way I don’t see no ring
彼女も問題ありね
でも大したことない
婚約というものは破かれるかもしれないし
指輪もしてない!
So she’s a bit of a fixer upper
Her brain’s a bit betwixt
Get the fiance out of the way
And the whole thing will be fixed
そう、彼女も完璧じゃない
ちょっと迷ってるみたいね
婚約者を別れればそれでいい
We aren’t saying you can change him
‘Cause people don’t really change
We’re only saying that love’s a force that’s powerful and strange
People make bad choices if they’re mad or scared or stressed
But throw a little love their way, and you’ll bring out their best
True love brings out the best
彼を変えられると言ってるんじゃないんだよ
人はそんな簡単に変わらないからね
でも愛には強くて神秘的な力があるんだ
怒ったり怖かったりストレスを受けたりすると、人々は悪い選択をするね
Everyone’s a bit of a fixer upper
That’s what it’s all about
Father, sister, brother
We need each other
To raise us up and round us out
みんな問題あり
そんなもんだよ
お父さん、お姉さん、お兄さん
私たちはお互いが必要
支え合って成長するために
Everyone’s a bit of a fixer upper
But when push comes to shove
The only fixer upper fixer
That can fix a fixer upper is
True
True
True
True
Love
みんな完璧じゃない
でも少しだけ支え合えば
直すべきところのある私たちを直せる唯一なものは
本当の
本当の
本当の
本当の
本当の愛!


世の中に完璧な人は存在しません。アナもエルサもクリストフも、そして私たちもそうです。みんなどこかは欠如した曖昧な存在です。だから私と異なるあなたを受け入れることが難しいのです。完璧ではないからこそ人とぶつかり、誤解し、ぶつかり合い、不信になって、「やはり人間は一人で生きていくものだ」だと思ったりもします。しかし人間の不完全さゆえに、お互い支え合う必要性が生まれます。人と人が関わってこそ、初めて人は人間になれるのですから。
直すべきところがたくさんある私たちがお互いを愛するには理解が必要です。人間は簡単には変わりませんが、お互い理解し支え合い補い合うことはできます。それを可能にするのは、たった一つ、「本当の愛」なのです。
トロールは、アナの心の傷を治せるのは、「本当の愛」だと言います。アナはそれを、本当の愛がこもったキスだと考え込みます。百年の眠りから姫の目を覚ましたのは王子のキスだったし、白雪姫を死から蘇らせたのも王子のキスでしだからそう思うのも仕方がありませんね。

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そうね。ありのままの個性や存在そのままを受け入れる事。認める事。愛ですね。
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